吉村実子 映画「たぬきがいた」出演

更新日：2013/12/18

『たぬきがいた』



　自然豊かな山梨県のとある田舎町に住む１０歳の少年、小川琢磨。
子供の「なぜ？」「どうして？」という疑問に祖母はきちんと付き合ってくれる
人だった。
そんな大好きな祖母が数日前、亡くなってしまった。
どこに居ても、何をしていても少年は祖母の姿を探してしまう。
そんな姿を見た父の春夫は東京への引っ越しを決意する。

　「狸がいるらしい」と父から聞かされてやってきたのは、東京のはずれの多摩市。
そこは高層マンションやショッピングモール、似たような形の団地がぎゅうぎゅ
う詰めで立ち並ぶ、ひどく人工的でなんだか不自然な街だった。
　新しい小学校へ行ってもなかなか友達が出来ない琢磨。
　
　そんな琢磨にはよく向う場所がある。団地の中の寂れた公園だ。
　ある日、公園の真後ろの団地の５階から奇妙なシグナルを感じ取る。
不安を感じつつ、恐る恐るその部屋のインターホンを押すと中から出てきたのは、老婆。
何年も外に出ていないと言う老婆に、琢磨は何故か祖母の面影を感じて、次の日も老婆の家を訪ねてしまう。
琢磨は自分の名前も何も名乗らない老婆に「たぬき姫」というあだ名をつける。

　大好きだった夏休みが、どうも居心地の悪いこの街でもはじまろうとしていた。
少年王子は老婆たぬき姫を外の世界へ連れ出すことができるのか。
ドラマは夏休みに突入しようとしていた―――。

○出演
吉村実子

仁科貴
高松博美
細井学
久島有希乃
村上真都ラウール
市原叶晤
正木亮太
佐藤みなほ
健作
小室慧太郎
神谷智史
小林俊
前田郁
阿萬里紗
名倉美桜

伊藤ひなた（新人）

○監督
榊 祐人

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